翼と剣

という訳で、塗装その他が間に合いましたよ。

　
以下、いつも通りの脳内俺設定大会。
　
戦闘機型ＭＭＳ　黒雷＜クズチ＞
現存の武装神姫の中でも希少な「神姫ごと変形する」個体。
理由は後述するが、規格外の推進力で飛行する戦闘機型。
背部、腰部、脚部、右腕武装のパーツが全て独立した推進器を内蔵しており、爆発的な加速で相手に突進する。
主兵装は右腕装備の大型ビームソード。丑寅型の真鬼王や甲虫型のヘラクレスすら容易に両断する程の刃渡りを有し、一薙ぎで相対した神姫を打ち破る。
副兵装その１：左腕機関銃。小口径の防御用。牽制や弾幕担当。
副兵装その２：背部推進器内蔵機関砲。ドッグファイト時に効果を発揮する左右一対の中口径機関砲。神姫形態でも発射姿勢を取ることは可能だが、射角がかなり限定されている為に使用頻度は低い。
また、直接的な武器ではないが、脚部パーツの前端は鋭利に仕上げられた超鋼の刃であり、脚部推進器を全開にしてのキックはそのまま巨大な鉈を振り下ろすのに等しい威力を有する。
尚、背部水平翼も同様の構成である。
　
飛行形態
この黒雷＜クズチ＞の最大の特徴が飛行形態への変形である。
と言っても神姫本体は俗に言う「女の子座り」の姿勢を取るのみであり、実際は各部装備の位置変更であるのだが。
右腕装備を折り畳んだ脚部前方接続部（膝）に固定し、腰部装甲を展開して腿を覆いつつ右腕装備をロック。
背部装備を跳ね上げて水平位置に展開。
胸部装甲を上方に展開し顔を覆えば飛行形態となる。
機体特性を１００％引き出すのは此方の姿であり、「単純に真っ直ぐ速く飛ぶ」という機体コンセプト体現していると言える。
機首は右腕装備をそのまま使用しており、突撃衝角としてビームの刃を構築する。
また、先述の脚部と背部水平翼を全て展開しており、迂闊に接触した相手を迷わず斬り伏せる。（正面から見ると4枚の刃がＸの字に展開する）
　
由来
見る人間が見れば即座に分かるが、この装備は様々な神姫+αの装備の混成が基となっている。
クズチは元々、各種神姫の装備を試験する為のテストベッドであった個体なのだが
（各社で固有開発された装備はコナミ内部の試験部門で試験を受け、市販の為の認証を貰うという俺設定）
バトルロンドに憧れており、試験に供出されたテストパーツを自主的に組み上げて自分用のフルキットを構築してしまった。
この試験パーツ群の中には「高出力過ぎて認証されなかったパーツ」が多々含まれており、これらを素知らぬ顔で組み込んでいる為、冗談のような高出力の装備となった。
そのキメラ的素性の為に殆どワンオフの装備なのだが、規格自体は完全に神姫規格が生きており、既存神姫との混成も可能である。（可変機構は使用不能になるが）
　
尚、本体の猫耳は完全な装飾であり、機能面でのプラスは一切存在しない。
実の所「機械化航空歩兵物語」というヒット作品の主人公に憧れたクズチが、それを真似た物である。
　
性能評価
単純にカタログスペックを見る限りでは中々の物であり、既存の武装神姫と比較しても何ら見劣りする部分は無い・・が、機体の剛性に不安が残る点や、両形態で小回りが全く効かない点（全ての攻撃モーションが大振り）など、実戦では弱点となり得る問題が幾つか有ったりする。