続いてみたよ。

リボってる?

つうわけで昨日の続きの種話。
取り合えず運命計画/デュランダル議長を叩き潰して色々囲い込んだラクス一党だが、世界支配の明確なビジュアルが無いのよね。
というのも、そもそも運命計画はコーディネイターが種として存続する為に立てられたモノであり、同時にナチュラルにも同様(遺伝子解読による適性チェックと職業斡旋)の扱いを受けてもらうコトで、互いの垣根を突き崩す狙いが在り、最終的には両者の融和を。更にはシーゲル・クラインの唱えたコーディのナチュラルへの回帰が目的」というのが私なりの解釈なのだが(かなり議長に好意的ですけど)、ラクス(とキラ)が言うには、「それは、ヒトとしての可能性を根こそぎ奪ってしまう。そんな与えられた未来なんて無用!(意訳)」らしいんですわ。
ナチュラルに対してだけならこの回答は・・・まあ、有りなんですよ。(かなり好意的ですが)
問題はあの世界がコーディネイターナチュラルの共存する世界だということ。
今現在、半ば強制的に「惚れた相手ではなく遺伝子的に次の世代を産み出す為だけに生物として相性の良い相手」との婚姻が推奨されるコーディ社会に於いては、運命計画はいきなり否定される事は無い筈です。(つうか劇中でも反対運動とか無い様に見えたが)
まがりなりにもロゴス相手の決戦ではザフトも連合も関係無く彼等は共同戦線を張っていました。
あのまま運命計画が実行され、ズタズタになった世界を再構築しつつ100年位かけてゆっくりとコーディネイターナチュラルに還る世界・・・良いんじゃないかね?
仮にナチュラルの親が自分の子供を新規にコーディネイターとして産み出したいと考えても、その子供か孫のコーディネイターはかなりの確立で「打ち止め」になる筈。
全人類がコーディネイター化を望めば、人間という種そのものが100年ちょいで絶えてしまうことになります。
もしも出生率が30年で1/100程度になったら簡単に人類社会が崩壊するでしょう。(60年で一万、90年で百万分の一である)
そんな激ヤバの状況下でのラクスの選択は武力一択。議長と話し合う気すら無く、無論人類の未来など知った事では有りません。
多分、世界が吹っ飛んでも「キラと乳繰り合ってりゃOK」ぐらいという結論に。
もしも、コーディの不妊具合を一瞬で解決しつつナチュラルとの問題(能力差からくる偏見と、戦争の残した深い溝)を魔法のように解決可能な策が在れば話は別ですが・・・
そうでもしない限り、仮に婚姻統制を続けてもいつかは限界が来ます。コーディネイターという種に未来など無いのです。
追い討ちを掛けるように劇中では「ナチュラルとコーディネイターカップル」は全て破談。結果的には同種のカップルだけが残った。
特にシンとルナ辺りはかなりマズイ、なんせ急造の職場恋愛である。(アスランメイリンの場合、ホーク姉妹は自分と相性の良い人材リスト(仮)の中にアスランの名前が在る事を知っていた可能性が在る。そうでなければあんなにアタックを掛けないだろう。メカニック二人組みは単に若いだけであるw)
こうなるとラクスの一手は「速攻で世界全土に対し、"人類皆兄弟。コーディは放置しても100年程度で滅ぶ。後は好きなように戦って好きなように死ね!"と放送して丸投げ」ぐらいだろうか(オーブの国庫から、一生引き篭もれるぐらいの予算だけ強奪して暮らすだろうが)・・・救いが無いなぁ。
 
本日の一枚
リボルテック
詳しくは明日w