続「ぼくとえばんげりおん」

山口式でシンメトリー

(注:15日の雑記読了を前提に本日分を書き殴っております。)
 
取り合えず、当時行われていた深夜の再放送を欠かさずチェックしてエヴァ知識を蓄え、モデグラを読んで物欲をチャージする駄目人間が完成したのですが、事も有ろうに「零号機・改(青いの)」萌え。(燃えかも)
悪役顔の初号機や、四つ目の弐号機、完全悪役の参号機を全て退けて零号機・改だったのですw
当然、零改の模型が欲しくなるのが道理ですが、有るのは寸胴な「バンダイのリミテッドモデル」と「セガトイズのアクションフィギュア(アクションのカケラも無かったが)」。そして高価なガレージキットボークスが小型のフル可動を出していたくらい)
この時点ではまだ、安価なフル可動の立体物は無かったのです。
そんな私(中学生)の前に降臨したのが「コトブキヤ」の壮絶技巧シリーズ。
現在のバンダイパーフェクトグレード開発の遠因になったとも思われる(そう思ってるのは俺だけですが)病的な内部構造のガレージキットでした。(全ての内部フレームを固めのポリキャップ素材で成型し、各部をネジで止める構造。しかも全ての箇所がシリンダー状の設計を有する複合関節・・・確実に病気である。)
装甲と関節を完全に分離し、全ての関節にラバーの"皮"を被せ、その上からレジンキャストとプラの外装を取り付けていく構造であり、そのプロポーションはアニメの体躯を更に強調した細身。難所の肘関節も二の腕から丸ごとラバーで覆われていたのです。
ええ、それはとてもとても「格好良い」エヴァだったのです。
定価15000円は伊達ではありませんが、それでも惚れ込む位の美しい馬鹿構造に魅了され、当時のお年玉を全力投入。
今でも、零号機史上最高のプロポーションであると信じて疑いません。(完成までにかなりの期間を要しましたがw)
ちなみにTV版のギミックを完全再現した初のマスプロエヴァだったりします。(他はパーフェクトグレードだけですがw)
今でも比較的安定して購入可能なので脳のおかしい猛者は試してみてもOK。(初版の初号機がオススメ)
 
その後、バンダイのHG版をスルー(壮絶技巧で手一杯でした)、山口式エヴァに出会い今に至ったり。
今更だが、パーフェクトグレードの零改が欲しいなぁ・・
 
本日の一枚
「初号機」
敢えて地味なポーズ。
ワンポイント工作は握り手の人差し指。
刀を握らせる際、そのままだとグリップガードにモロに干渉して破損に怯える羽目になるので、人差し指と中指をデザインナイフで分割。
ついでに人差し指内側を微妙に削って、刀を握らせた際の指の「逃げ」を作っておきます。
3分工作ですが、コレだけでマゴロク持たせるのがかなり楽に。
イメージ的には「"泥棒"の指のサイン(人差し指をカギ状に曲げるアレ)」かしらw