今更ですが

やっとこ組みました、PGアストレイ
 

可動面では究極のアストレイになったMGブルーセカンドリバィが存在する現在でも、1/60の巨大っぷりは一つのステータスです。
まあ、そもそもこのキットの出自からして難有りなんですが。
 

と云う訳で改めて「アストレイ」の系譜を掘り返してみようかと。
 
アストレイというと、やはり電撃ホビー誌上にて生み出された射水氏のフル可動1/144作例が脳内に刷り込まれている方も多いのではないでしょうか。
あの300円キットをベースにしつつ、超絶技巧にて再現された病的なまでの可動機構は1/144のガンプラ作例として未だに一つの頂点かと。
あのインパクト故、アストレイ=細身という公式が定着した感が有ります。
尚、この作例は劇中同様にブルーセカンドに改修されてしまったので現存しないとか。
で、その次が1/144HGのキットなのですが、1/144HG規格の可動を仕込む都合からか300円キットよりもちょっと太くなりました。
というか、そもそも「アストレイ」の設定画自体が描かれた時期とデザイナーに依ってプロポーションに違いが有るのよね。
始まりの阿久津氏版、装備バリエーション展開の町田氏版、パワードレッド用画稿、1/100キットの開発画稿、1/60としてのフルディテール版(PGストライクルージュ解説書が初出)、MGキット用開発画稿(レッドは未公開ですが、既に存在していると考えて良いかと)、プロモ動画用アニメ設定画。
(人によってどの設定を基準にしているかが違うので、アストレイの設定談義をする際は画稿を指定しないと話が進まないのよね・・)
んで、過去の立体は(成型の都合で細身に為らざるを得なかった300円キット以外)基本的に阿久津氏版の体型を目指しているっぽいです。
 
今回のPGも体型自体は阿久津氏の最初期版だったり。
 

そんな訳でPGアストレイなのですが、武装無しで設定風に立たせておく分にはとりあえず完璧です。
マスプロ立体として、これ以上の造形はそうそう作れないかと(MG発売までは、ですが)。
ただ、発売当初から言われていたのですが
「PGストライクのフレーム流用」
という枷がざっくり効いており、アストレイの売りの一つである「超可動な設定」は完全に死んでます。
いや、結構頑張っているとは思うのですが、いかんせん中身がPGストライク用なので端々に無理が出ていたり。
動かすと判りますが、実際の可動域はPGストライクに劣る始末。
あと、システムインジェクションの紅白な五指もどうにかならんかね・・・。
 
武装関係は確かに良い出来なのですが・・・
・腕の形状がストライクと変わった為に保持のキツイシールド。
アストレイの腕のハードポイントとは別の位置に接続)
・何故か打刀から太刀に変更されたガーベラ。
(ゴールドフレームに折られた前後で形状にバージョンアップが有ったと脳内補完するべきかしら?)
・そのガーベラを保持する為の謎のジョイント。
と、いかんせんバランスが悪いので、ガーベラだけ弄りました。今回唯一の改造。
ってもガーベラの柄を1センチ程度詰め、接続用ジョイントをシンプルなものに作り替えただけですが。
旧設定とPG設定の両面に対応させていたりしますが、あんまり意味無いかと。
 
とりあえずMG版のスゲェ細身なレッドがどうなるのか楽しみなのですが、ブルーサードとゴールドフレーム天ミナ(オキツノカガミ装備)も出しません?
 
とか書いてたらミラージュセカンドの試作が・・・うわぁお・・