幻影は疾る

駄っ作機っていうな〜

本日の一枚
「ヅダはもはやゴーストファイターではない・・・」
つうわけでEMS-10ヅダですよー。
「ズダ・・ナニそれ?」
などと言う不埒者は「ヅダ」と100回書き取りをさせて、そのままJ型ザクⅡに乗せて衛星軌道に打ち上げるべきでしょう。
とはいえ、メディア露出が少ない(つうか皆無・・)ので、この機体の活躍を御存じの方を探す方が困難かもしれませんがw
(フィルムの単館上映とDVDだもんな・・・あ、漫画版も。)
具体的には、機動戦士ガンダムで描かれた「一年戦争」の裏側のハナシである「MSイグルー」の第三話に登場。
史上初の軍事モビルスーツ「MS-05 ザクⅠ」と競合開発された「EMS-04」の改良型。
ジオンが宇宙での決戦に備え「高性能なんだけど値段が高いのでやむなくボツにしたEMS-04」を改良し、高性能のまま実戦配備を可能にした超スゴイ最新鋭の機体・・・・というジオンの脚本に基づき、倉庫から引っ張り出してきた「欠陥機・EMS-04」に新しく型番を振り直した"幻影"で御座います(泣
ぶっちゃけますと、確かに宇宙空間での機動性能は連邦の最新型であるGMを凌駕していたのですが、その機動性に機体強度が追従出来ないのです、はい。
フルスロットルでカっ飛ぶと機体が制御不能になり、爆発四散する危険が有るという欠陥品です。
劇中では1〜3番機と予備機の計4機が登場。それぞれの末路は・・・
 
キット的にはかなり良い子。
商品のパッケージのメインが予備機なのは「大人の都合」なので、文句言わずマスキングテープの準備を。
特徴の一つである迷彩塗装も、ほぼ全て直線なので、マスキングが偉く楽だからねーw
各部の彫刻もバンダイ自慢の新型彫刻機によって美しく再現。MGギャンのマ大佐とタメ張れるくらい繊細デス。