当時を知る者として。

ちょっくら昔話。
 
1990−91年に掛けて(というより映画「F91」の前後で)、半年程刊行された月刊誌が有りました。
その名も「ガンダムマガジン」!
当時のお子様にとっては「SDガンダムガンダムの主軸」であり、その辺の層を如何に「F91」に向けさせるか?という解り易い目的で創刊された雑誌。
サイズは小学館学年誌やテレビマガジンと同じサイズで(開きは逆でしたが)、今見てもかなり濃い内容の誌面でしたw
その連載企画の一つに「F91のMSV画稿描き下ろし」が有り、幾つかのMSVを生み出した。(同時期にB-CLUB誌でも同様のMSV機体を発表しており、この2誌と一部の商品に付属した小冊子で公開された機体を総合してF91-MSVとカテゴライズする)
中にはガレージキットのブランドとしてのB-CLUBから「改造パーツ」が発売されたモノも在るが、殆どの機体は図鑑等にもあまり再録されておらず、リアルタイムで見ていた世代と濃いマニア以外には殆ど認知されていない。
(キットとしては唯一、BB戦士のF91でのみ同機の強化型が再現可能だったり)
余談になるが、当時のコミックボンボンではガレージキットの商品紹介なんてのがさらっと載っていたり、レジンキットの組み立て講座なんて企画が有ったのだ。今考えると凄い話である。
(それに影響されて現在の俺が居るのだが・・・)
 
で、このガンダムマガジン5号に掲載されたのが<ビギナ・ギナII>である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AE%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%8A
http://www002.upp.so-net.ne.jp/BASARA/lexicon/ha2ho/hi/hi01/hi01_vigi2.html
基本情報はこの辺参照。
当時の連載の中で唯一「武装/装備バリエーションではない新規機体」であり、同時に(MSV系のお約束だが)「限りなく詳細不明」な機体の為に長らく「宇宙世紀でも実機は存在せずペーパープラン止まりの機体」だと思っていたw
(その辺の設定は有耶無耶になっている。)
注:他は全て○○(機体名)の〜タイプと称される武装強化/代替案である。
 
ちなみに相違点は「腕と下半身以外全部(武器も)」なので、ビギナ・ビナを芯にベルガ・ギロス、F90V、ガンブラスター(@ヴィクトリー)辺りをツブせばどうにかなるかもしれないw
尤も、最大の参考資料である「画稿」が、8000円もするのだが・・・
 
多分、再来月辺りのHJで作例とかやるんじゃなかろうか。
一応、当時のガシャポンで発売されていたりするのだが・・・