材料

「その紙袋・・・また何か買ってきましたね?」
「うむ、お前さんの新作装備の為の素材がヨドバシに有ったのでついつい買ってしまったのだ。」
「確か、以前EIナントカがどうとか。アレは一体?」
「いや、友人の"少佐氏"が『フゥハァハハアー!俺は空の神姫を作るぞぉぉおおお!!』と叫んでいたのでな」
「別にそんなDIO風味で雄叫びを上げていた様子は有りませんでしたが。」
「まあ、取り合えず奴は『俺の神姫は空から攻めるね』的な発言をしたのですよ。基本的にエアモデラーだし。」
「別にマスター、戦車モデラーじゃ無いじゃないですか。というかガンプラ以外経験値ゼロでしょう。」
「だが、キャタピラとキャノンは男の浪漫っ!」
「来年の2月頃に島田フミカネ先生デザインの神姫(戦闘機&戦車)が出る筈じゃ・・・」
「だーかーらー、それを(主にボリューム面で)超える為に作るのDA!」
「無謀にも程が有る話ですね。で、肝心の材料は?」
「おお、そうだった。コレだよコレ。」

EXモデル No.28 1/144 マゼラアタック(2種セット) (機動戦士ガンダム)

EXモデル No.28 1/144 マゼラアタック(2種セット) (機動戦士ガンダム)

「コレなら基本的にガンプラだし、2個入りだから生贄要員にも最適だヨ。(同じ金型で成型色の違うモノが2個入っているのです)」
「少しはモノ考えてるんですね。で、その奥の凶悪な箱は?」
「ああ、コッチが生贄の本命っ!」
EXモデル 1/144 ヒルドルブ (機動戦士ガンダム MS IGLOO)

EXモデル 1/144 ヒルドルブ (機動戦士ガンダム MS IGLOO)

 
 
 
「・・・もう一度今回のコンセプトを丁寧に説明して頂けますか?」
「えーと『10ミリ(推定)砲を背部に据え付け、その超絶的射程と火力で如何なる神姫をも先制攻撃で制圧するモビルタンク型神姫』だったな。想定射程距離は200メートル。牽制用に複合型ウェポンアームを1対と、格闘用に大型掘削腕を1対。(神姫は人間の1/10基準。)」
(注:現在のリップが使っている対戦車ライフルモドキが2,6ミリ砲。)
「あのマゼラアタック2台は何処に使うのでしょうか?」
「脚。(ダンクーガに於けるネコ科2体の位置)」
ヒルドルブの下半身は・・?」
「多分、丸ごと背中&リアアーマー。(ヤガランデ的な)」
 
「・・・」
「・・・」
「多分、途中で何を作っているのか判らなくなる気がしますが。」
「まあ、いつものことだ。あ、そうそう。真鬼王みたいに素体は殆ど剥き出しだから。」
「・・この膨大な量の装甲板の存在意義を問いたいですね。」